篠笛教室 演奏 楽譜と音源作成「笛人」

篠笛教室 演奏 篠笛用楽譜と音源の作成「笛人」

篠笛・田楽笛 奏者・講師 大川琢也
笛の○本調子について教えてください。

FAQ

笛の○本調子について教えてください。

篠笛はシンプルな構造ゆえに半音が出にくい楽器です。そのため、さまざまな調に対応するために、音の高さによって半音刻みで通常一本調子から十二本調子まで12種類あります。調子は管頭に漢数字で表記されています。
調子の数字が小さいほど音は低く、大きいほど高くなります。例えば八本調子はハ長調(C)またはイ短調(Am)となり、六本調子は変ロ長調(B♭)またはト短調(Gm)となります。
一本調子は太く長く、小さい手の方は演奏が難しい場合があります。また十二本調子などは逆に細く短く、かなり音も高くなります。
篠笛は移調楽器ですので、どの調子の笛でも基本的に同じ運指(指使い)で吹きますので、調子(移調)による混乱は少ないでしょう。同じ曲でも使用する調子によってイメージがかなり変わってきますので、いろいろ試してみるのも面白いと思います。
最初はバランスの取れた六本調子や八本調子あたりから始めるとよいのではないかと思います。

201606choushi

« »